新潟県立近代美術館へ生誕120年の宮 芳平展を鑑賞してきた。
宮 芳平(1893~1971)は新潟県魚沼市堀の内に生まれ、大正2年
東京美術学校に入学します。翌年第8回文部省美術展覧会に自信作《椿》
を出品するも落選、その理由を審査委員であった森鴎外に尋ねたところから
二人の交流が始まり、宮をモデルとした短編小説『天寵』が生まれました。
また歌人の宮 柊二は芳平の甥であり、僕の妻の父親は柊二と従兄弟なので
芳平はおじにあたるわけです。
鴎外に宛てた葉書なども展示してあり、油、デッサン、エッジング、クレヨン、
と展示数も多くとても見応えがあった。